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第23回キャンパスベンチャーグランプリ中部大会にて3チームが受賞しました
2025年12月9日に開催された第23回キャンパスベンチャーグランプリ中部(CVG中部)にて、DIIプログラム生の3チームが名古屋産業人クラブ会長賞および奨励賞を受賞しました。
中部大会で受賞した10チーム中3チームがDIIプログラム生という快挙を遂げました。
《受賞チームコメント》
名古屋産業人クラブ会長賞(塚本悠希さん・大平健太さん)
受賞内容「PhotoCataLine ~太陽光由来のガソリン~」について
PhotoCataLineは、光触媒と太陽光の力でCO2をガソリン等の燃料(現段階では混合ガス)に変換できるため、産業界における従来の環境対策を根底から変える画期的なアイデアです。地球温暖化の影響が拡大する中、産業界には、その主な原因であるCO2排出量の削減が強く求められています。一方で、産業界では製造の段階で化石燃料に一定の需要があるため、CO2を排出せざるを得えません。その排出量を削減するために、随時、環境負荷の小さい製品を新しく開発してきました。しかし、この方法では製品開発と並行して環境対策も意識する必要があるため、真に需要に即した開発を行うことが難しくなります。そこで、我々が開発したPhotoCataLineは、各製造所で排出されたCO2からe-fuelを生成することで、事業者が排出量削減目標を達成できると同時に、既存の需要を満たすための製品開発に注力できると期待されます。
受賞者コメント
DII第8期生 塚本悠希さん
名古屋産業人クラブ会長賞という名誉ある賞をいただき本当に嬉しく思います。自分の研究が実用化に向けて着実に大きな一歩を踏み出したことに加え、光触媒の技術が産業界に必要とされているということを実感したキャンパスベンチャーグランプリでした。さらにDIIの講義や夏のシンガポール研修で身につけたアントレプレナーシップを存分に発揮できたと自負しています。
DII第8期生 大平健太さん
CVG中部大会において名古屋産業人クラブ会長賞という名誉ある賞を頂き、大変光栄に思います。DIIをはじめ、日頃よりご指導・ご支援くださっている皆様に心より感謝申し上げます。今後とも学びを怠らず、何事にも挑戦する気持ちを忘れずに精進してまいります。応援よろしくお願いいたします。
奨励賞(岡村太暉さん・石田裕一さん・三髙大陽さん)
受賞内容「Wind Insight -見えない風を見える力に-」について
私たちはセーリング競技(ヨット)のための技術向上支援ツールの開発事業を提案しました。セーリングは自然のエネルギーのみを使って順位を競うスポーツで、“風を読む”必要があります。しかし風は目には見えません。どこからどんな風が吹いてくるのか、地形・土地勘・海や天気の見た目などから感覚的・経験的に割り出す必要があり、技術向上だけでなく安全確保の面からもセーリング競技が直面していたハードルです。一方これらの情報の取得はマリンレジャーのための安全管理、海上輸送の自動化など幅広い社会課題に対する解決策となり得ることに気が付きました。そこで、ヨットに載せるだけで気象などのあらゆるデータを取得できるデバイスと、取得データから選手に改善方法をフィードバックするツールの開発という提案に至りました。現段階ではセーリング界への普及を目標としていますが、将来的には様々なフィールドに適用できるようにしたいと考えています。
受賞者コメント
DII第7期生 岡村太暉さん
名誉ある賞をいただくことができ大変光栄に存じます。私は9歳でセーリングに出会い、その爽快感と自然に向き合う楽しさに惹かれました。セーリング競技は聞きなじみがない方も多いと思いますが、より多くの人にその楽しさを知ってもらいたいと考えています。これからもDIIを通じて学び、挑戦を続けていきますので、応援・ご指導・ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
DII第7期生 石田裕一さん
このたびは奨励賞を頂き、大変うれしく思います。発表までの時間は限られていましたが、メンバーの岡村君や三髙君、そしてアドバイスをくださったDIIの先輩方の支えがあり、受賞することができました。心より感謝しております。この経験を今後のDIIプログラムの活動に活かしていきたいと思います。
DII第7期生 三髙大陽さん
奨励賞を受賞できましたこと嬉しく思います。また、ビジネスコンテストの応募にあたりDIIプログラムで学ぶことができる内容になっている、スタートアップに対する市場調査、プレゼンテーションの構成、質疑応答への対策等にチームで取り組めたことが大変貴重な経験になりました。これらの経験を活かし、今後のDII協働プロジェクトに精力的に取り組みたいと思います。
奨励賞(林幸一さん・櫻井拓弥さん・梁韶鵬さん)
受賞内容「メンテナンスフリーアクアリウムを実現する浄化装置の開発」について
アクアリウムの導入障壁を下げることを目的に、メンテナンスフリーの浄化システムの開発に取り組んでいます。従来の浄化装置では生物フィルタを使用しているため、残留物から発生するアンモニアを硝酸塩まで分解する過程で、週に一度の水換えが必要でした。本システムでは光触媒を活用し、アンモニアを直接窒素にまで分解することで、長期間にわたって水換え不要な環境を実現しています。
受賞者コメント
DII第6期生 林幸一さん
CVG中部にて発表・受賞の機会をいただき、大変光栄に思います。本プロジェクトを通じて得られたこの成果は、DII教員・メンターの皆様からの温かいご支援と、チームメンバーと協働があってこそのものだと、心から感じています。これからもさまざまなことに挑戦し続けていきたいと思います。
DII第6期生 櫻井拓弥さん
自分たちのアイデアが評価され、このような賞をいただけたことを大変嬉しく思います。私たちのプロジェクトはこれから本格的に始動しますので、この受賞を励みに、さらに努力していきます。今後ともご支援・ご指導のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
DII第6期生 梁韶鵬さん
この度は、私たちのプロジェクトが評価され、このような栄誉ある賞をいただくことができたことを、心より嬉しく思います。この受賞は、私たちのチームが培ったアイデアや、数多くの試行錯誤を経て生まれた成果が認められた証しであり、何よりの励みとなっています。これから本格的な始動を控えており、受賞を契機に、さらに一層努力を重ね、目標を達成していきたいと強く決意しています。今後も、ご支援やご指導を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。どうぞよろしくお願いいたします。
キャンパスベンチャーグランプリについて
キャンパスベンチャーグランプリ中部大会は、中部地方の大学院、大学、高等専門学校などに在籍する学生を対象にビジネスプランを募集・審査・表彰する事業です。2025年度は第23回目の開催となり、全116件の応募から書類選考で選出された20件のグループが最終審査で発表し、うち10件が受賞対象となりました。
https://cvg.nikkan.co.jp/chubu
DII協働プロジェクトについて
名古屋大学の未来エレクトロニクス創成加速DII協働大学院プログラムは、海外の有力大学や民間企業などと連携し、ものづくりやイノベーションに通じて新時代の博士人材育成を目指す5年間の一貫した教育プログラムです。DII協働プロジェクトはDII 4年次のカリキュラムに相当し、長期インターンシップや研究留学で培った能力をベースに、Deployer、Innovator、Investigatorの異なるタイプを目指す履修生でチームを結成し、協力して、実社会における未来エレクトロニクスの課題に対して取り組みます。
