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ブログ - お知らせ

「ぽじしょん」の活動の様子。左から小室虎祐さん、角田健輔さん、田中大喜さん。

DII4期生の角田健輔さん、小室虎祐さん、情報学部4年生の田中大喜さんからなるDII協働プロジェクトのチーム「ぽじしょん」が提案した技術シーズ「起立性調節障害患者の簡易的症状評価に向けた、脈拍および血圧の新たな測定手法」が東海広域5大学ベンチャー起業支援:スタートアップ準備資金に採択されました!

「ぽじしょん」について

私たち「ぽじしょん」は、起立性調節障害(OD)患者の治療環境向上を目指しています。ODは思春期に好発する自律神経の機能失調です。なんと中学生の約10%が症状を有すると言われています。
本活動メンバーの角田は元OD患者です。自分自身の経験とOD患者へのヒアリングから、OD患者は、”自身の症状を客観的に示す手法がない”ために、様々なことに苦しんでいることが分かりました。そこで私たちは、簡単にODの症状が分かるデバイス「ODチェッカー」を開発します。ODチェッカーがあれば、自宅でも簡単にODの症状が分かるため、周りにさぼっていると勘違いされることも、自身の回復動向が分からず不安になることもありません。OD患者だった経験と私たちの技術を用いてODチェッカーを開発し、OD患者の治療環境の向上を目指します!

受賞者コメント

DII4期生 角田健輔さん

これから、更に多くのことに挑戦できることに、ワクワクしています。私たちのアイデアを実現するために、一丸となって頑張ります!
また、今回採択されたのは、DIIのメンターの方々からのアドバイスがあったからです。本当にありがとうございました。

DII4期生 小室虎祐さん

我々の取り組みが、普段の活動でお世話になっている方々だけでなく、第三者からも評価されたという点で非常に光栄です。昨年度の始めに立てた「2024年度から支障なく活動できるよう準備する」という目標は十分に達成できたと考えています。今年度からはプロトタイプ作成、実証実験と本格的に活動が始まりますので、皆様の期待に応えられるよう気を引き締めて取り組んで参ります。

情報学部 人間・社会情報学科4年生 田中大喜さん

今回の採択を受け、開発のスピードを加速させる環境構築ができたことに心から喜ばしく思います。日頃よりサポートしてくださる先生方には、心から感謝の意を表したいと思います。情報学部や起業部に所属している点も、チームビルディングの魅力として評価頂きました。そうした強みも活かしつつバランスのとれたチームで、更なる躍進ができるよう努力して参ります。

東海広域5大学ベンチャー起業支援:スタートアップ準備資金について

名古屋大学、岐阜大学、豊橋技術科学大学、名古屋工業大学および三重大学(以下、5大学)による5大学に由来するベンチャー企業に投資を行う「名古屋大学・東海地区大学広域ベンチャーファンド」の運営に連動し、大学の基礎研究により生み出されたシード段階の技術をアーリーステージ段階まで持ち上げ、大学発ベンチャー企業を促進することを目的として運営されているのがギャップファンド「東海広域5大学ベンチャー起業支援:スタートアップ準備資金」であり、平成28年度より実施されています。
https://www.aip.nagoya-u.ac.jp/venture/5gf (学内専用リンク)

DII協働プロジェクトについて

名古屋大学の未来エレクトロニクス創成加速DII協働大学院プログラムは、海外の有力大学や民間企業などと連携し、ものづくりやイノベーションに通じて新時代の博士人材育成を目指す5年間の一貫した教育プログラムです。DII協働プロジェクトはDII 4年次のカリキュラムに相当し、長期インターンシップや研究留学で培った能力をベースに、Deployer、Innovator、Investigatorの異なるタイプを目指す履修生でチームを結成し、他学部・他大学の学生とも協力して、実社会における未来エレクトロニクスの課題に対して取り組みます。


今回のスタートアップ準備資金採択を祝う「ぽじしょん」のメンバーの様子。


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