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カリキュラム

アドミッション

「未来エレクトロニクス創成加速DII協働卓越大学院プログラム」では、名古屋大学大学院工学研究科のアドミッションポリシー「高度な専門力や総合力の修得に必要な基礎学力をもち、最先端の工学を探求し、新たな価値を創造することに意欲のある人」に加え、(1)より高い基礎学力を持つこと、(2)最先端の工学とその社会展開を探求、実践する強い意欲と情熱があること、(3)それを国際的な場で議論、情報発信、あるいは実践すること、(4)自ら行動する積極性、主体性を持っていること、の4点を追加で課し、ものづくりやプロダクトに強い関心を持つ人材を受け入れます。

大学院入試を終えた学部4年生に対して、1月頃に募集を行い、アドミッション室で選考委員会を組織して書類審査及び面接により合否を決めます(注:本プログラム採択年の2018年度に限り、10月〜11月に募集と選考を行います)。基礎学力については、大学院入試の成績により判断します。初年次の短期海外研修を有意義なものとするために必要な語学能力(英語)を身につけているかを判断するため、書類審査時には外部スコアの提出を義務付けて確認します。能力が不十分であると判断された履修生は、語学研修等に派遣し、英語基礎能力の強化を図ることになります。

多様な社会経験を持つ社会人履修生(社会人ドクター)や海外で高等教育を受けた学生の存在は、履修生の多様性を広げ、積極的に切磋琢磨する環境の醸成につながるため貴重です。本プログラムは5年一貫教育を基本としますが、修士号を有する社会人や海外で修士号を取得した学生も審査を経て、相当の経験や実績が認められれば、3年次から受け入れます。

Qualifying Examination (QE)

5年間で2回のQEと修了審査を行います。本プログラムが独自に設定するポイントにより、「幅広い見識に基づく先見性と企画力」、「創造性と技術展開力」、「独創性と洞察力」の3つの能力を評価軸とし、eポートフォリオに蓄積された成果に基づいて要求基準に到達しているか判断します。全プログラム履修生の修了要件としては、全コースに共通した「社会課題発見ワークショップ」及び「プロダクト開発実習」の修了に加え、DII基礎・専門科目から所定のポイント数の獲得を必須とします。その後は選択したコースに応じて要求ポイント数を設定します。修了審査に合格し、学位取得に必要な単位数を修得した履修生には、博士(工学)の学位を授与するとともに、学位記に修了プログラム名称を付記します。特に優秀な成績を修めた履修生に対しては表彰を行います。

第1回QEは、2年次終了時に実施します。プログラム履修生全員が参加するリトリート合宿における成果発表を実施し、学外担当者も含めて評価を行います。語学能力に関しては、外部スコアにより一定の英語能力を有することとし、3年次に実施する長期インターンシップへの参加資格があることを担保します。第2回QEは、4年次終了時に実施する。DII協働プロジェクトの成果発表を実施し、学外担当者も含めて評価を行います。

QEの不合格者については一定期間の猶予を与え、その間は引き続きプログラムに参加を認めます。その間に再挑戦の機会を提供し、教育室が中心となって復帰のための支援を行います。